日々のしおり

東洋医学の考え方を、生活感覚にマッチして健康的に過ごせる目線で書いてます。すべてはバラバラではなく、繋がっている。全体性を大切にした治療を行っています。一の会鍼灸院、院長 金澤 秀光過去のブログ記事はこちらへ→http://iori-hermitage.sblo.jp/

21.睡眠についてー不眠と邪気(4)

 前回は、食によって生じる睡眠障害について書いて参りました。

 今回は、食の不適切で生じてしまった邪気(じゃき)が、不眠だけでなく様々な病を生じるごく簡単な病理を説いてみたいと思います。

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 まず、邪気についてなのですが、よこしまな気と読めます。

 飲食物は、身体を養う大切なものですが、一旦正常な気の流れを阻むようになると、一転して邪気として認識するのです。

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 な~んか、悪そうでしょう? 

 そうなんです、なかなか悪さしよります。

 

 これは食だけでなく、体液や血液も同じでして、体液の循環障害では

水邪とか痰邪というのです。

          

 血液も、例えば打撲などで局所にうっ滞したり正常な流通路を離れてしまうと、一転して瘀血(おけつ)と認識して、いち早く排除する治療を行います。

 むろん、停滞しても瘀血と認識します。

 

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 水邪痰邪も、ともに何らかの原因による体液の代謝異常によって生じます。

 体液が過剰になったり停滞した状態を、水邪

 その結果、体液の粘性が高くなりますと、痰邪。

 まとめて痰飲(たんいん)の邪と、東洋医学では称します。

 

 この痰飲の邪は、容易に陽気の流れを邪魔するようになって、ついには様々な病を生じることになってしまうのですねぇ。

 

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 体液が、まるでスライム化したようなイメージです。

 このスライム化した体液を、イメージだけでなくご自身で具体的にとらえる方法が東洋医学にはあります。

 詳しく書くと本題から外れてしまいますので、いずれ書きますね。

 

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 むろんこの体液の異常が、血液の流れを阻害した場合は、婦人科疾患などに大きく関わってくる瘀血(おけつ)もまた生じることになりますので、なかなか侮れないのがこの食による体液の異常なのです。

 

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 みなさま、体液が粘ってるのだったら、水を飲めばいいの?って考えがちですが、逆なんです。

 まず最初にすべきことは、体液の流れを阻んでいるものを解決することからです。

 

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 その原因をそのままにして、過剰な水分を摂り過ぎるとさらに、事態はより深刻になります。

 ちょっとご注意くださればと思います。

 本日はここまでとして、もう少し続けて書いてみます。

 

 みなさま、いつも最後までお読みくださり、ありがとうございます。

 次回もぜひ、ご訪問くださいませ。

 

 どうか、みなさまのお役に立ちますように💛

 

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