日々のしおり

東洋医学の考え方を、生活感覚にマッチして健康的に過ごせる目線で書いてます。すべてはバラバラではなく、繋がっている。全体性を大切にした治療を行っています。一の会鍼灸院、院長 金澤 秀光過去のブログ記事はこちらへ→http://iori-hermitage.sblo.jp/

19.睡眠についてー不眠(2)

 さて今回も引き続き、不眠シリーズ(2)を書いて参ります。

 先ず、①頭部そのものの陽気が降りてこない場合。

 この病理は、比較的簡単です。

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 出来事や考え事、不安が、頭から離れない場合ですよね。

 これ、前回すでに書いてますよね💦

 これは自覚できるので、自分で解決を図ることが出来ると思います。

 

 ②胸など、その他で陽気が盛んになっている場合。

 自覚的には、身体の胸のあたりがモヤモヤしたり、ザワザワして落ち着かない感じがするかもしれません。

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 なんか、いや~な予感という感覚で現れるかもしれませんね。

 原因としては、怒りや悲しみなど、鬱積した感情のエネルギーがうっ滞して、熱を持ってる場合などが考えられます。

 腹が立つって言葉がありますでしょう。

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 我々が診ますと、本当にお腹が固くなってるんですよ。

 昔の人は、身体感覚でしっかりと捉えていたのですねぇ。

        

 怒ると気が上がってきて顔が熱くなりますし、悲しいとこれもまた下からこみあげてくるものがあるじゃないですか。

 

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 こういったものが自覚されずに胸やお腹で鬱積すると、熱を持ってしまうのです。

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 そして日常の小さな感情に気がつかなかったり我慢してると、次第に大きな感情のしこりとなって熱となったり、場合によっては火のように燃えあがります。

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 これは、治療家にとっては比較的簡単でして、いわゆる「頭や胸の熱を冷やす」治療をします。

 頭痛、肩こり、耳鳴り、目赤、目痛などが現れることもあります。

 上のイラスト見て頂くと、さもありなんって感じやないですか?

 するとちょっとしたことに過剰に反応したり、時にえっ、こんなことで?って思うようなことで感情が爆発することもありますねぇ。

 おぉ~、こわいですねぇ~っ!

 東洋医学的には、アレルギー反応の諸症状にも、ふか~く関わってるのですね、これが。

 

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 自分は、ホントは何に対して怒ってるのか、悲しんでるのか分からない…ってことにもなります。

 

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 女性は、生理前に自然と血気が盛んになりますので、このような現象が多く見られます。

 

 また部位的にもう少し下のお腹に熱が籠っていて、その熱がまるで胸を蒸し上げるといったイメージの時もあります。

 これについては、飲食のところでまた触れたいと思います。

 いずれにせよ、胸のあたりがざわざわして落ち着かず、入眠が困難になることがあります。

 現代は、 なにごともスピードが速いので、自分のこころの感覚を置き去りにしてしまうことが多々あります。

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 筆者も、あとから思い出して、「あっ、腹立ってたんだ!」って気がつくことがあります。

 ですがもう時すでに遅し。

 相手も場面も過ぎてしまっていて、なんともやりきれない思いを何度もしてます(笑)

 また日本では、感情を表に出さない文化的土壌があります。

 また言葉で直接伝えることよりも、察することに重きを置きますので、感情というエネルギーがしこりになりやすいのではと筆者は考えています。

 先ずは、自分のこころの感覚をしっかりと感じて、自分が自分に気づいてあげることが大切ですね。

 

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 そして気づいただけで、鬱積した感情エネルギーが解放されるときもあります。

 また筆者は日常を離れて、山や海、川などの自然の気に触れると、浄化が起こります。

 ほんと、癒されるな~って感じです。

 そしてゆっくりでいいので身体を動かして、汗をかくのも良いと思います。

 

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 発散ですからねっ。

 みなさまも、自分なりの方法を見つけて頂けたらと思います。

 今回は、これまでです。

 いつも最後までお読みくださり、ありがとうございます。

 また次回、どうぞご訪問くださいまし。

 

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