日々のしおり

東洋医学の考え方を、生活感覚にマッチして健康的に過ごせる目線で書いてます。すべてはバラバラではなく、繋がっている。全体性を大切にした治療を行っています。一の会鍼灸院、院長 金澤 秀光過去のブログ記事はこちらへ→http://iori-hermitage.sblo.jp/

7.やる気はゆっくりと(3)

 ご自分の身体に起きてることの意味を知って頂き、気持ちよく健やかな毎日をお過ごしくださるよう願いながら、今回も書き進めますね。

 

 これまでの投稿。(リンク貼ってます♪)

『1.予防の基本と考え方』       『2.春ー自然に適う(1)』

『3.春ー自然に適う(2)』      『4.春ー自然に適う(3)』

『5.こころとからだは、ひとつ(1)』 『6.春・温めたことを始める(2)』

 

 今回は、大昔の<黄帝内経 こうていだいけい>という書物に記されている『春のこころの保ち方』をご紹介して参ります。

 4項目ある内のまず最初です。

 

 まず、ゆっくりとやる気を起こしなさい。

 あの~、もうすでに十分、やる気になって動いてるんですけど…っておっしゃる方もいらっしゃるでしょう。

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 ですがね、実際に活発的・活動的になるのは、夏にしなさいって書いとります💦

  これはこれで、ひじょ~に深い意味があります。また夏になりましたら書いてお伝えいたします。

 

 さて、なんにしろ春は、ただでさえ気が昇る時期なので、急に動いたり忙しくすると、さらに気が昇ります。

 イッライッラ…なんてきんもつです。

 そんな状態が続きますと、身体の上下のバランスが大きく崩れて、何かと不調が現れますよって言ってるのですね。

 程度を超えますと、深刻な病にもなります、実際に。

 気が昇りすぎて生じる病に、メニエル氏病というのがあります。

 この病を例にとって説明してみましょうか。

 以前にご紹介しました、下図を参考になさってください。

 

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 東洋医学的には、眩暈(げんうん)という病の範疇に入りまして、昔からある病です。

 鍼、よ~く適応します。

 突発性難聴なども、めまいを伴っていれば、この眩暈(げんうん)の範疇に入ります。

 ちなみに筆者は、十数例の治験を持ってます。

 東洋医学的には、難病でもなんでもありません。

 なぜなら東洋医学では、病の原因をちゃんと理解してるからです。

 

 そのメニエル氏病、ちょっとその病理をご説明しましょうかね。

 

 東洋医学的には、いろんなタイプがあります。

 そのうちのひとつの例として、身体に過剰な水(体液のことです)があふれていたとします。

 そこにすでに春の気によって気が頭に昇ってる状態に、激しい感情が沸き起こったとします

 イライラの後の激怒!! な~んて、発病条件にぴったりですねぇ~💦

 一気に頭に気が昇りますからねっ。

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 すると感情の気(怒気)と一緒になって、体内にうっ滞していた水も一緒になって頭や耳目に押し寄せるのです。

 すると、耳鳴り、耳閉感、難聴、頭痛、目が回る、悪心・嘔吐、吐き気といった症状が現れることになります。

 

 ちなみに、新月・満月の日に多発するようです。

 大潮だからですねぇ~。

 水が上に引っ張られるからです。

 人間と自然とは、本当に一体ですね。

 

 今日は、ここまでといたします。

 次回は、具体的にどのようにすればいいのかを、少し書きます。

 

 みなさま、本日もお読みくださり、ありがとうございます。<(_ _)>

 是非また、ご訪問くださいませ。 (^o^)/