いおり日記

大阪市淀川区 いおり鍼灸院 院長・金澤秀光が綴る東洋医学に関するよもやま話。  「心身一如」の古典医学に立脚し、個人の有り様と、人間を取り巻く環境との相関的視点から気ままに書いています。 過去のブログ記事はこちらへ→http://iori-hermitage.sblo.jp/

白・黒砂糖とその働き

 前回のブログ『風邪と熱中症』の中で、甘味について少し触れましたので、甘味の代表選手、砂糖の健康に対する良し悪しについて少し書いてみます。

 

 食養をされておられ方や、自然食にこだわてあられる方から、ちょくちょく「白砂糖」は体に良くない、というようなことをよく耳にします。

 黒砂糖なら、ミネラルも豊富で自然に近いので、身体に良いという話も同時に聞きます。

 この場合の良し悪しは、ミネラルと自然が判断基準ですよね。

 はちみつや自然塩も同じ考えで判断されてます。

 

 ところが筆者は、ミネラル・自然品による白黒砂糖の良い・悪いはあまり意味が無いと考えています。

 確かに、ミネラルとか自然のものは、より自然に近いという観点では良いかもしれませんねぇ。

 ところが、甘味の持つ気の作用として考えると、薬にも毒にもなると考えることができるのです。

 実際、奈良・正倉院には、砂糖は薬品として蔵されているそうですよ。

 当時は、大変な貴重品だったそうで、実は筆者の生まれた昭和30年代には、まだ贈答品として扱われているほど、高価な品だったのですよね。

 

 それはさておき、甘味の気の作用ですね。

 ズバリ、緩める作用があります。

 漢方のほとんどの薬に、甘草という非常に甘い薬草が使われています。

 次回、この薬草・甘草が漢方薬にどのように使われているのかを通じて、日常の砂糖をどのように扱えば良いのかを、見て行きたいと思います。

 

 

 

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