いおり日記

大阪市淀川区 いおり鍼灸院 院長・金澤秀光が綴る東洋医学に関するよもやま話。  「心身一如」の古典医学に立脚し、個人の有り様と、人間を取り巻く環境との相関的視点から気ままに書いています。 過去のブログ記事はこちらへ→http://iori-hermitage.sblo.jp/

地震と身体、その対処(2)

 前回の投稿、<地震と身体、その対処(1)>

 試してくださった方、多数いらっしゃいまして、大変効果があったと好評でした。

 足の裏の湧泉穴への豆の貼り付け、試してくださいましたみなさま、ありごとうございます。

 豆も、大豆、えんどう豆、アズキ豆、ひよこ豆(初めて聞きました)、はてはローズクォーツなどのクリスタルを足裏・湧泉穴に貼ってお休みになられた方などがいらっしゃいました。

 ほとんどの方が、余震でも目が覚めずに、ぐっすりと眠ることができたとお伝えくださいました。

 筆者、ささやかながらみなさまのお役に立つことができまして、大変幸せな気持ちです。

 また本日受診してくださった方の中に、神戸で震災の体験をお持ちの方がいらっしゃいました。

 その方は、揺れの最中、瞬時に当時の記憶と空気の臭いなどが思い出されたとのこと。

 その後のちょっとした余震にも、ビクッと反応して起きてしまっていたのが、比較的楽に眠れるようになったと、大変喜んでいただけました。

 

 そこで、もっと筆者の医学分野で他に応用・対処法がないものか、色々と考えてみました。

 ひとつは、胸の閉そく感。

 もうひとつは、食欲減退もしくは胃もたれなどの痞えの対処法です。

 大きくポイント二つです。

 ①腹式呼吸に合わせて伸ばしたり緩めたりする。

 ②伸ばし過ぎて痛みが出ると、意に反して気が昇りますので、「いたぎも」程度に伸ばす。

 

1.胸の閉そく感の対処法

 大きく深呼吸しても、今ひとつ吸った息に満足感が無い時などにお試しください。

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1.仰向けに寝ます。

2.両手を組んで上の写真のように手のひらを外に向けます。

3.組んだ手のひらを上下左右に移動して、最も気持ちの良いところを探します。

4.気持ちの良いところで動きを止め、目を閉じてゆっくりと腹式呼吸をします。

5。気持ちよさが薄れてきましたら、一度組んだ手の指をほどいて、同じように何度か行います。

※組んだ手のひらを、頭の上まで移動しても構いません。

 心包経という気血のルートを通じさせ、胸にうっ滞した気を通じさせます。

 呼吸が通りますと、疲れにくく、心も落ち着きを取り戻します。

 

2.食欲減退、胃もたれ、便秘など、胃腸症状の対処法。

 これも足底に豆を貼る目的と同じで、胃腸の気を下に降ろすことを目的に行います。

 自分で行ってもいいのですが、できるだけ人にやってもらってください。

 自分で行いますと、気が自分の手と足に分散されてしまい、効果がうまく得られないからです。

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1.仰向けになり、ゆっくりと吐く息に合わせて全身の力を抜いていきます。

2.行う方は、まずそっと手を当て、ゆっくりと指先の方向に力を入れ、次第に下方向へと力の方向性を変えます。①の矢印方向

3.行う人は肩の力を抜いて、相手と一緒になってゆっくりと腹式呼吸をしながら次第に下方向に圧を加えていきます。②の矢印方向

4.行ってもらう方は、気持ち良いところに来たら、声掛けをします。

5.その位置で、しばらく大きく、ゆっくりと腹式呼吸をします。

6.気持ちよさが薄れてきましたら、今度は左右の足を替えて同じ手順で行います。

 以下の写真のようになります。

 受ける側の感覚として、ひざ下からむこうずね、足首の前の筋肉が伸びる感じです。

 これも、胃経と言う気血のルートを通じさせ、昇った気を引き下ろす働きをしてくれます。

 パートナーの方と、交互に行ってみられてはいかがでしょうか。

 それではみなさま、まだまだご不便なことも多いでしょうが、気持ちを明るく持って頂いて、元気よくお過ごしください。

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