いおり日記

大阪市淀川区 いおり鍼灸院 院長・金澤秀光が綴る東洋医学に関するよもやま話。  「心身一如」の古典医学に立脚し、個人の有り様と、人間を取り巻く環境との相関的視点から気ままに書いています。 過去のブログ記事はこちらへ→http://iori-hermitage.sblo.jp/

治めたいんだけど治まらない(2)

前回ブログ 治めたいんだけど治まらない・・・(1) そこには、誰しもが持っている「存在に対する不安」があるからだと思うのです。 人に認めてもらいたい、受け入れてもらいたい、人に評価してもらいたい・・・ 誰だって持ってる欲求ですよね。 自分を、周…

治めたいんだけど治まらない・・・(1)

先日、久々に身体の不調を訴えて来院された患者さんとの会話から。 この数か月、自分の中で憤りを感じて職場の人間関係の中で、閉じこもっていると。 その方がおっしゃるには、あることがきっかけで怒りの感情が湧きあがり、以来次々と怒りが怒りを呼び起こ…

洗脳?

知らない間に自分の心にしみついている、社会通念や価値観。 この社会通念や価値観で、こころは反応し、思考し、行動してしまっています。 その中のひとつ、最近筆者自身が感じていること、「向上心」 これって、ひょっとして、洗脳? 向上心が人を社会を、…

八百万の神と自分

世界中で最も多様な宗教が存在しているのは、実は日本だと言われています。 そんな中でも、神道は古くから信仰されてきています。 神道の考えに、八百万の神というものがありますが、あらゆるところに神が存在していると言う事ですよね。 鍼灸医学は、ひとり…

気憶?

みなさま、大変ご無沙汰しております。 各種セミナーで、板書する機会が多いのですが、よく指摘されるのが誤字。 最近指摘されたのが、この気憶。 正しくは、記憶なのですがこの「気憶」 我ながら、東洋的な造語? だと思うのですがいかがでしょうか。 確か…

霊性というもの

霊性について思う時、その薄れを感じることが多々あります。 悲しいかな、筆者も自分に対してそのように感じるのです。 例えば、更地に家を建てる時に、敷地にしめ縄を張って祝詞をあげてもらうのが一般的です。 よく見かけますよね、起工式とかにしめ縄張っ…

霊力は元気

いきなり「霊力」って書きましたが、強弱の差こそあれ誰でもが持ち合わせている力です。 筆者の感覚では、霊力=元気なんです。 一般的な常識として、肉体を維持するパワーの源は、空気(天の気)と飲食物(地の気)に培われていると思われています。 確かに…

概念と実体

今朝は5時過ぎに目が覚めまして、ようやく乱れていた生活時間が平常に戻ってきた感覚です。 朝日が見たくなったので、一眼レフを持って散歩に出かけました。 いつも行く橋の上では、思い思いに身体を動かしながら、もうすでに日の出を待ってる人たちがチラホ…

霊性と生きること 起稿

先日、奈良にあります大神神社にご参拝に行って参りました。 実に、二年ぶりです。 信仰は? って聞かれると、多信仰です。 だからという訳でもないのですが、久々に行ってみようという気になったので、素直にその気に従って行ってまいりました。 これを機会…

こころの不思議

当院には時々、かなり遠方から受診してくださる方がおられます。 この度も、沖縄の離島から船に乗り、飛行機に乗り、電車を乗り継いで、おいでくださいました。 離島からは、これまで数人の方がお見えになりましたが、その方々に共通していることがあります…

花粉ー思い込みのちから

先日お見えの長期通院患者さん、 今年の花粉の飛散は昨年の4倍との報道に、昨年はほとんど花粉症出ませんでしたが、今年はどうなんでしょう? って不安になっておられました。 そういえば高校生から花粉症に苦しんでた、義弟も同じようなこと言ってたのを思…

張り合うこころ

このブログ、最終投稿から約一年も経っていたのですねぇ。 昨日、とある女性とお会いしてきました。約10年ぶりかな。 しっぽり約二時間。 でね、その女性、自分の中に確固としたものを感じるようになって、人と比べたり競争する気持ちがなくなったと話して…

自己管理術

ゆっくりと、でも確実に開花の準備 桜のピンクの花びらが、うっすらと見えます 3月も後半に入り、卒業のシーズンとなりました。 私事になりますが、もうすぐ7歳になる娘も3月19日が卒園式でした。 その後、保護者会の茶話会に母子ともに参加し、娘は普…

顔が見たい・・・?

笑っているよう いよいよ2月も終わり・・・早くも花粉症状の現れている方もいらっしゃいますね。 ちなみに、花粉症なんて、自分で治せますからね。またいずれ今年も同じことを書きますが、興味のある方は過去ブログをご覧ください。 過去ブログー「自分で治…

春・・・さまざま

はじけそうな、梅のつぼみ 梅の花が、チラホラ咲き始めていますね。 この時期は、なにも無くても、なんとなくうれしい気持ちになりますね。 ブログ更新、久々です。 みなさま、いよいよ始まる春本番を前に、いかがお過ごしでしょうか。 実は立春を過ぎたあた…

飮食の大事さ

つぼみ、ほころんできてますねぇ 前回、食べ物の選択について書きましたが、今回は量について。 毎日口にする飮食が、どれだけ大事なものであるかは、どなたも認識しておられると思います。 現代は、少なくとも物質的には豊かな時代であることを、まずしっか…

飮食物の選択

雪の朝、葉牡丹 筆者は、地方の田舎で昭和30年代初めに生を受けたのですが、高度成長時代の物質的に豊かになっていく移り変わりを、目のあたりに見てきたギリギリの世代ではないでしょうか。 食べ物だけじゃなくって、衣食住、人々の意識も大きく変わり、物…

食べるということ - 気の交流

雪を頂いているような・・・可憐で強い 飮食の目的は、エネルギー源を食物で取り入れ、身体を養うことですよね。 巷では、自然食品とか、あれがいい、これがいいなどと情報が溢れかえっていますが、その前に 食べるという素朴な行為に込められた意味に意識的…

食と人生の運?

東洋医学では、望診術という診察方法があります。 顔のある部分に現れる特徴的な色や艶などで、精神状態や体調を診て判断いたします。 「だまって座れば、ぴたりと当たる」と言われた観相の大家、水野南北という人がいたそうで、筆者も何冊か読んだことがあ…

育ての親より・・・

菊・・・古風で落ち着いた感覚がする お正月気分も、ようやく抜け出したかな?と思いきや急な寒波。 年明けから、お腹の不調を訴える方、多いですね。 七草粥も終わりましたが、しばらくあっさりとしたもので少食にすると、回復が早いですし快調になりますよ…

症状と浄化

アザミの、ふんわりとしたわた毛 辛い症状が、意外と浄化であることも。 東洋医学では、「元気」が弱ると邪気がはびこるようになり、ついには自力で回復し難い病的状態になってしまうと考えます。 元気が弱る=気枯れてくると、今まで元気の本であったものが…

けがれの浄化

遠景と近景 織り成す神々の山 金剛山より 「一の会」で行っています呼吸瞑想を、日課として行いながら通院くださってる方から。 『物事を隠そうとか、取り繕おうとするよりも、素直に正直に表現して相手の意見や思いを聞こうとしてみたら、自分が恐れていた…

けがれると、病気になる・・・

寒風にもかかわらず、咲こうとしているのですねぇ 久々のブログ更新です。 たまたまジョギングしている時に、「穢れ」って一体どういうことなんだろうと、ふと、思いまして。 何かの本で「気枯れ(けがれ=きがれ」と書いてあったことが浮かんできて、どうい…

四季の過ごし方・・・秋は刑の季節?

つつましく・・・ 11月ともなると、朝夕めっきりと寒く感じるようになってきますね。春から芽を出した草木は、ようやく結実の時期を迎え、やれやれといった感じの声が聞こえてくるようです。東洋医学の原典『黄帝内経(こうていだいけい)』の中に、<秋刑…

言葉を通じて伝わるもの

まだまだ草花を楽しめますね 東洋医学では、感情の過不足による病を『七情の病』として具体的な身体状況から捉えます。 「七情の病」は現代病のほとんどに関係しているのです。 例えば、世の中には怒りをエネルギー源にして生きている人がけっこう多いですが…

生き方という健康

金剛山より奈良方面を望んで 一般的には、病気でなければ健康だというイメージがされているようですが、果たしてそうなのでしょうか。 病院で検査を受け、何も異常が見つからなければそれはすなわち健康だと言えるのでしょうか。 今日の検査で異常のないこと…

自然の力(2)・・・発揮するために

前回の続きです。個人において「天」は、胸から上の部分に相当し、呼吸と意識が「神」でした。 この自然界を上から、天位・人位・地位と分けて気の変化を捉えたのが『三才思想』と言われるものです。 それらの「気」の変化と徴候を人体に応用したものが、鍼灸医…

自然の力(1)・・・天人合一とは

東洋医学は、自然界を観察して得られた法則を根本原理とします。 この基本法則は、日常生活の過ごし方や心の在り様など、養生法にまで貫徹されています。 自然の否応のない大きな力は、よ~く気をつけていないと見過ごしがちです。 例えば、地震や台風など、…

身体は大自然-焦点の当て所

近くの花壇で だれしも身体症状は、辛い。一時も早い消失を願います。 が、しかし症状というのは、何も悪い面だけではないのです。 東洋医学では、身体に有害な気を「邪気」と称します。 たとえ身体に有益な食べ物であっても、つかえて停滞すると即「邪気」…

治りますか・・・

近くの花壇で 時々、ホームページなどをご覧頂いた方から、メールや電話で「治りますか?」という問い合わせがあります。 メールでは、事細かに西洋医学的な病名と今までの経過やデーターを書いて、解決方法を問うて来られる方もいらっしゃいます。 お困りな…