いおり日記

大阪市淀川区 いおり鍼灸院 院長・金澤秀光が綴る東洋医学に関するよもやま話。  「心身一如」の古典医学に立脚し、個人の有り様と、人間を取り巻く環境との相関的視点から気ままに書いています。 過去のブログ記事はこちらへ→http://iori-hermitage.sblo.jp/

梅雨の過ごし方(4)関節痛と湿気

 この梅雨の時期に現れる、関節痛について。

 これまでの投稿を簡単にまとめました。

 

  

 

【動画内容】

  みなさま、こんにちは。

 いおり鍼灸院の金澤です。

 この梅雨の季節によく現れる症状のひとつに、関節痛があります。

 雨の前後になると疼いたり、痛んだり、しびれたり…

 と、このような症状が現れるのは、意外に思われるかもしれませんが、この湿気が関係していることが多いのです。

 交通事故の後遺症の方の中にも、湿気の影響を受ける方がいらっしゃいます。

 この関節痛、中には何か貼りついている感じがする、とおっしゃる方もいらっしゃいます。

 これまでに、湿気の影響を受けやすい方は、体液の代謝が低下している、と申し上げました。

 もし、心当たりのある方がおられましたら、お通じの状態をよく観察してください。

 下利とまではいかなくても、軟便傾向であるとか、なんとなくねっとりしているとか、場合によってはしっかりと出ているようでも、最後の方になると軟らかいといった方は、程度の差こそあれ、体液の代謝が低下していることを示しています。

 これまでに申し上げて来た内容を少し、まとめてみます。

 体液の代謝を円滑にするには、

 1.適度な運動。
 2.冷飲食をひかえる。特に就寝前。
 3.和食中心の食生活。
 4.乳製品をひかえる。
 と申して参りました。

 少し意識して行って頂くと、快適に過ごして頂けるようになります。

 今回は、これまでです。

 次回は、湿気の影響を受けないために、さらに気をつけておくとよい、食べ物についてお話しします。

それではみなさま、またお会いいたしましょう。

梅雨の過ごし方(3)和食と乳酸菌

梅雨の時期に現れる心身の不調と湿気との関係とその対策。
今回は、和食と乳酸菌について、ある学生との会話から。 

 

  

 

 【動画の内容】

みなさま、こんにちは。

いおり鍼灸院の金澤です。

私は週に一回、鍼灸教員養成科の授業を受け持っています。

ある日のことです。

男子学生の顔色が、いつになく良いのに気が付きました。

そこで、「何か良いことあったの?」って聞くと

「乳酸菌かな~?」って返事が返ってきました。

以前私が、ヨーグルトなどの乳製品は、保湿の作用があるので湿気の影響を受けやすい、と話していたことで、食生活を変えたのだそうです。

それは、ヨーグルトの代わりに、ぬか漬けや納豆を摂るようにしたそうです。

するとお通じが大変良くなり、体調も良くなったと話してくれました。

ヨーグルトなどの乳製品は、乾燥地域の人々にとっては、かけがえのない食べ物です。

ところが高温多湿の日本の気候では、反って湿気の影響を受けやすくなります。

食生活の中心は、日本の気候風土に培われた和食にしたいものですね。

乳酸菌に関しては、こちらのサイトが参考になると思います。

http://www.oklahomacentennial.com/07.html

今一度、和食文化を見直して頂き、爽快な日々を過ごしましょう。

それではみなさま、またお会いいたしましょう。

梅雨の過ごし方(2)

 この時期の体調不良は、湿気が関係していることが多いものです。

 この時期を、元気で爽快に過ごすための対策を簡単に解説しました。

 

  

 

【動画の内容】

 みなさま、こんにちは! いおり鍼灸院の金澤です。

 前回、この梅雨の時期の心身の不調は、湿気が影響していることが多い、とお伝えいたしました。

 なぜ湿気が影響するのかと申しますと、体液が汗となって出て行きにくいからです。

 体の中が、水浸しになるようなイメージです。

 それはまるで、プールで歩くことに例えることができます。

 歩けないことは無いのですが、素早く動くことができません。

 そして容易に疲労してしまいますよね。

 湿気の影響を受けると、このように身体を動かそうとしても、なんとも、重く、おっくうな感じがします。

 ですが、あえて体が温まる程度の軽い運動をしてみてください。

 体液の循環が促されて、体液が汗や小便となって排泄されやすくなります。

 そうしますと、心も体も楽になります。

 一日中デスクワークなどで、あまり運動をする機会が無く、しかも冷たいものを飲食しますと、代謝が低下し、下痢や軟便など、胃腸の不調を来しやすくなります。

 運動や入浴で、身体が温まった後、冷飲を避けて頂くと、「なんとなく・・・」という不調は比較的早期に解決するものです。 

 みなさま、この湿気による体調不良の対策、ちょっと気を付けて頂くだけで、

 すぐに効果が実感して頂けると思います。

 今回はこれまでです。

 それではみなさま、この不快な梅雨の季節

 元気よく快調にお過ごしください。

 それでは、またお会いいたしましょう。

梅雨の過ごし方(1)

  梅雨の時期は、何かと心身の不調を来しやすいものです。

  この不調は、湿気が大きく関係しています。

  

 

【動画の内容】 

 春は過ぎ、立夏を経てついに梅雨の季節となって参りました。

 みなさま、大変ご無沙汰いたしております。

 この、梅雨といえば湿気。

 そして何となく体調も気持ちも悪い!って訳じゃないのですが、今ひとつなんとなくすっきとしないと感じる季節でもあります。

 我々、東洋医学的な立場から診ますと、体液の循環が停滞しやすい時期なんですね。

 やはり、この湿気の影響です。

 日常の臨床では、朝起きるとボーっとして動き出すまでに時間がかかるとか、

目がはっきりと見えずらいという軽微なものから、

腰や肘・膝の関節が痛いとか気分がウツウツとしてうつ病?と思われる大変つらい症状まで多種多様です。

 このブログをご覧くださってる方の中で、この梅雨の季節になると決まって現れる症状や心身の不調をお持ちの方は、この湿気が大きく関わっている可能性が高いですね。

 体液というのはいわば水ですから、余分な水分は汗や小便として排泄する必要があるのですが、これが湿気のためにうまくいかないことが多いのですね。

 ですから、「身体を乾かす」とイメージすることがポイントになります。

                                 つづく

いおり鍼灸院

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世界平和も・・・

 時になにかやってしまって、あやまることってありませんでしょうか。

 筆者は、しょっちゅうありますが・・・

 でもね、失敗や誤りって、誰にでもあることだと思うのですよ。

 ところが、いつも相手が許してくれるとは限りません。

 そんな時、ちょっと自分を振り返ってみるのもいいかも知れません。

 言葉であやまっていても、自分を守るためになっていないかどうか。

 そしてなにか、隠そうとしていないかどうか。

 人は、誤りよりも隠そうとするそのこころこそ、絶対に許しはしないと思うのです。

 まずは、正直になることですね。

 言い訳は、火に油を注ぎますね。

 ポイントは、100%謝り切ることだと思います。

 また、いつも自分を守るためにあやまっていると、知らず知らずに失敗を恐れるようになり、いつも緊張している状態となります。

 意に反して、失敗も多くなります。

 さらにそんな状態が続くと、疲労感だけでなく人と接するのが、いつのまにか億劫になってしまいますね。

 では、どうすれば良いのでしょうか。

 過ちを犯してしまったのなら、迷惑をかけた相手に、身をゆだねるしかないでしょう。

 正直な気持ちで、相手が何を望んでいるのか、どうして欲しいのかを伝えてもらうこと。

 時に、勇気がいる場合もあるでしょう。

 それでも、ダメな場合もあります。

 が、ちゃんとあやまれたと自分で思えたら、あとは相手に任せるしかないですよね。
 ただ、ある患者さんから告白されたのですが、職場でいじめにあう場合もあるそうなので、事が深刻なことになる場合もあるようですね。

 話を聞いていると、まるで戦争のようです。

 戦争に負けると、何を失うのでしょうね。

 勝つと、何を得るのでしょう。

 世界平和も身近なところからと、願うばかりです。

 

何者にかに、なる?

 梅のつぼみも次第に膨らんできていますね。

 梅の開花が、待ち遠しく感じる今日この頃です。

 

 さて、またしても社会人成り立ての若い患者さんとの会話ネタです。

 一生懸命、社会で生きて行こうとされている。

 素晴らしいですよね、若い方のエネルギーって。

 これから、将来に向かって生きていこうとする時に、モデルが欲しいんですよね。

 どんな自分になりたいかという、モデル。

 それに伴う、人生計画や方法。

 いいですよね、なんの問題もありません。

 

 ところがです、モデルに成り切れなかったとしたら?

 計画を大きく変更せざるを得ない状況が生じたら?

 ここに苦悩される方がいらっしゃるのですよ。

 そもそも、モデルは基準となる単なる枠のようなものです。

 そこに無理して自分を当てはめよう・押し込めようとするから苦しいんですよね。

 モデルの枠に収まらない自分がいる。

 そして自分がコントロールできない状況変化がある。

 ちょっと横道にそれますが、人生においてコントロールできるのは、ホンのわずかな範囲しかないと、筆者は思っています。

 人生って、自分の思い通りにならない、コントロール不能が前提だと思うのです。

 自分をコントロールできる部分って、自分自身の事くらいじゃないでしょうか。

 例えば、勤勉とか努力とかですかね。

 あと、いらんことしないで、ジッとしているとか・・・

 ちなみに勤勉・努力のコツは、結果を期待しないことかな。

 筆者は、期待を大きくすると、期待外れと出た結果に腹立つことが多いです。

 しかも結果は、自分の勤勉さ以外の、いろんな関係性が複雑に絡み合って出ますので、必ずしも勤勉・努力=好結果にはつながりませんしね。

 これ、かつて学校では勤勉・努力=好結果と教えられたのですがね。

 だからと言って、テキトーにしてれば良いという話ではありませんので、念のため。

 

 コントロールに関しては、相手のことのみならず、自分の健康状態や心の喜怒哀楽など、個体としての自分自身さえそうそうコントロールできませんよね。

 誰だって病気したくないけど、どんだけ気を付けていても、時に病んでしまうことってあるじゃないですか。

 これ、筆者だけですかね。

 

 社会規範に大きく外れて人様に迷惑をかけないのでしたら、その時々の周囲の状況や自分の心境に随って、自由に生きてみるのも良いと思います。

 時に勇気、要りますがね。

 

 なんか、話がバラバラになってしまいました。

 ちょっと強引に落ちをつけます。

 何者かになろうとするよりも、自分はこれから何者になるんだろうって、水が流れるように生きる方が、力が抜けて楽に楽しく生きれるように思うのですが、みなさま、いかがでしょうか。

 気ままなお話にお付き合いいただいて、ありがとうございました!

期待するから腹が立つ

 東洋医学では、感情の過不足によって生じる病を「七情の病」と言います。

 病気の原因を指して、「七情の病」と言ったりもします。

 例を挙げますと、この喘息は・腰痛は、七情の病だな、といった感じです。

 「七情の病」そのものについては、ネットで検索して頂くと色々出てきますので、ここでは詳しい解説は省きますね。

 ちなみに、同志 永松周二先生のブログ。

 衆妙の門 七情と顔 でも取り上げておられますので、よろしかったらご覧ください。

 

 この「七情の病」、喘息やアトピーなどのアレルギー疾患をはじめ、様々な病名のついた、特に現代病の背景に必ずと言って良いほど存在しています。

 へぇ~、そんなことあるんかいな、と思われる方、多いと思いますが、「こころとからだ」、丸ごとひとつとして観る東洋医学ならではの診方です。

 

 さてさて、ずいぶんと前置きが長くなってしまいましたが、人が持ち合わせている感情の中で、今回は「怒り」を取り上げてみます。

 

 筆者も日常ありがちな「なんか、腹立つぅ~」ってやつです。

 つい先日、ある患者さんと話してまして、飼っているペットにイラついたり腹立つことあります? って聞くと、ほとんど無いとの返答。

 むしろ、家族の一員として以上に、甲斐甲斐しくお世話されてるとのこと。

 このような感覚でペットを飼われている方、多いのではないでしょうか。

 

 その反面、妻や夫、親子・兄弟には腹立つ、イライラする・・・

 これって、何ででしょうねぇ~。

 

 答えは、すでにブログタイトルに書いちゃってますね。

 ペットには、初めから自分の行ってることに、返ってくるものを期待していないからではないでしょうか。

 しかも、自分の思い通りにはならないと、はじめっから悟っている。

 ところが人に関しては、理解してもらいたい・受け入れてもらいたいなどの承認欲や、期待した通りに動いて欲しい・期待した見返りが欲しいなどの欲求がありませんでしょうか。

 自分が望んだとおりにならない・・・そらイラっとしたり腹、立ちますわな。

 無駄な怒りのエネルギーを垂れ流しにしたり、我慢してこころの中に鬱積させたりすると、思わぬ身体の異常となって現れるのですよ、これが。

 

 じゃあ、どうすればいいのでしょうか。

 人に見返りを期待せず、何かをやってあげれる自分自身がうれしい。

 これは、つくすとか慈愛に通じるのではないでしょうか。

 そして何事においても、自分の思い通りにはならないけれど、予定は未定と見通して、今目の前のことに一生懸命に取り組む、などなど・・・

 筆者も、こころのエネルギーを無駄に浪費せず、すっきりとした状態で生きたいと願っているのですが、なかなかこれが・・・

 一旦湧きあがった感情を治める・落としどころって、難しいです。

 無理に、言い聞かしてもダメですからね、からだは反応したままですから。

 こころが反応して、感情が湧きあがるのを未然に治めるには、慈愛に生きるしかないっか。

 なんか、無理っぽいなぁ、というか筆者の感覚では、修行になっちゃいますね。

 なんか、もっとしっくりとくるこころの体験が必要なのかもしれません。

 まっ、イラっとせずにボチボチ探って参ります。

 みなさまは、こころ穏やかに平和に生きるため、どのようにお考えでしょうか。